新人ナース一Q&A


Q7転職を考えています。現在の勤務先で円満退職するための注意点を教えてください。


A)退職・転職の際に注意しておかなければならない点はいくつかあります。まず、退職を願い出る、時期・タイミングについてです。

労働基準法によれば、「退職は辞める2週間前までに伝えればよい。」ということになっていますが、体を壊したとか、急に家族を介護しなければならないなどの理由を除き、通常は最低でも1ヶ月前までに、さらに看護師のシフト調整の難しさや仕事の引き継ぎなどから考えれば、できれば3ヶ月前には報告しておいたほうがよいでしょう。

次に、だれに報告するかです。一般的には、看護師長に報告し、了承を得てから正式な退職日を決定し、退職届けを正式に出します。

ここで、問題になるのは、多くの病院が人材不足ということもあり、引き留められるケースが多いということです。

退職は労働者に認められた権利であり、上司が、退職を拒否することはできません。あなたが辞めるという強い意志を示せば認めざるを得ないのです。

ただし、それでもなかなか認めてくれようとしない場合や、強く言うと関係が悪化するとも感じた場合は、「では、もう少し考えさせてください。」などと言い、後日再度願い出るのも一つの方法です。

ここで、重要なポイントが辞める事情、理由についてです。退職願いや退職届けの文面の理由は「一身上の都合により」ですが、まず、口頭で伝える場合は詳しい事情を説明しなければなりません。

いくら、職場の人間関係が悪かったり、給与が安い、多忙すぎるなどの理由が本音であっても、それを理由にすれば認めてもらえなかったり、そのことが他の人にも伝わってしまうと、職場の雰囲気が悪くなる場合もありますので、もっと違う理由を考えましょう。

退職を認められやすい理由としては、体を壊したなどの体調不良、結婚に伴う移住、妊娠、出産、または親の介護などです。

また、違う環境でスキルアップやキャリアアップを目指したいという理由も間違いではないでしょう。

最後に、ここで「退職願い」と「退職届け」の違いについて説明します。

「退職願い」は文字通り「退職したい」というお願いであり、「退職届け」は「正式に辞めます」という強い意思表示です。したがって「退職願い」は提出後に撤回することができますが、「退職届け」は一度受理されてしまうと撤回ができません

まちがっても、これらをメールやSNSで届けないないようにしましょう。いくら新人とは言え常識を問われます。



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